
東京都千代田区神保町にあるギャラリー「New Gallery」では、日本の若手アーティスト4組によるグループ展「Tell me why」を2月27日(金)より開催する。
複雑な世界と自身との関りを探求するグループ展
「New Gallery」で開催されるグループ展「Tell me why」では、メディアを用いて複雑な世界と自身との関りを探求し、新たな物語を紡ぐアーティストたちを紹介する。
YBA(Young British Artists)と呼ばれる作家たちが活躍した1980年代~2000年代、日本はバブル崩壊や阪神・淡路大震災、インターネットの普及など、社会が大きく変わっていく時でもあった。その時代に生まれたアーティストたちは、現在の地球環境の変化、虚実入り乱れた情報が溢れるSNS、パンデミックや戦争など、ますます複雑化する世界をどのように見つめているのか。
同展は、アプローチの異なる4組のアーティストたちの問いに耳を澄ませながら、複雑な世界を見つめ直すグループ展だ。なお、初日の2月27日(金)19:00〜20:00にはオープニングレセプションが開催される。

入澤聖明氏

青木彬氏
同展のキュレーターは、愛知県陶磁美術館の学芸員・入澤聖明氏と、社会福祉士でインディペンデント・キュレーターの青木彬氏が務める。
アプローチの異なる4組のアーティスト
グループ展に出展するアーティストは、沖田愛有美氏、倉敷安耶氏、藤田紗衣氏、葭村太一氏の4人。

沖田愛有美氏は、1994年岡山県生まれ。2024年、金沢美術工芸大学博士後期課程を修了した。
石川県金沢市を拠点に、漆をメディウムとした絵画制作を行う。漆を人と自然の媒介者と捉え、人間と非人間的な存在の関わりを見つめて漆画を制作している。

倉敷安耶氏は、1993年兵庫県生まれ。茨城県在住で、現在は東京と関西を拠点に活動している。2018年京都造形芸術大学大学院修了、2020年東京藝術大学大学院修了。一貫して、他者との距離について制作を行ってきた。
自己と他者の関係に介在する肉体や存在を主題とし、絵画や儀式的パフォーマンスを展開している。

藤田紗衣氏は、1992年生まれ。2017年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画を修了した。
ドローイングを起点に、シルクスクリーンやインクジェットプリントなどの複製印刷技術を用いて作品を制作。印刷技術によるイメージの複製と物質との往還を通じて、ドローイングを再定義している。

葭村太一氏は、1986年兵庫県生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業し、大阪を拠点に活動している。都市に刻まれた痕跡や記憶を起点に、彫刻や映像を通じて公共における「権利」や「実存」の変容をテーマに制作を行う。都市に残されたグラフィティを木彫へと再構成している。
異なる個性を持ち活躍している4組のアーティストによる「Tell me why」に足を運び、世界観に浸ってみては。
■Tell me why
開催日:2月27日(金)〜3月15日(日)
時間:14:00〜19:00
休廊日:月曜日
会場:New Gallery
住所:東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
入場料:無料
公式HP:https://newgallery-tokyo.com/tellmewhy
(淺野 陽介)